やっと









美容院ほぼ半年ぶり それから大学の卒業証明書の申告これは提出用見込ではなく確定の最新版を 今日はここまで
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Photograph by ken dyball, National Geographic Your Shot













糸井重里が毎日書くエッセイのようなもの
03月18日の「今日のダーリン」
・なにかこう、ものすごく手をぬいた、
 その、いつも以上に手をぬいたっていうような、
 いやいや、いつも手をぬいてるわけじゃないんだけど、
 ともだちどうしですることもなく部屋にいて、
 ごろんと横になって天井みながらしゃべってるような、
 そんななにかを書こうと思ったんだけど、
 さて、だよ、手をぬこうとか気をぬこうとかって、
 わざわざやろうとするとできないものなんだよなぁ。
 前にもしたかもしれない話でいいかな。

 ぼくが、けっこう確信を持って言ってることのなかに、
 「じぶんは信用ならない」ってのがあるんだけどさ、
 その考えのもとになっているのが、
 「名糖ホームランバー」っていうアイスクリームなんだ。
 いまでも、なつかしのアイスみたいな感じで売ってるね。
 あれ、最初に発売されたときってさ、もうね、もうもう、
 ほっんとにうまかったんだよ。
 たぶん、当時のアイスの水準よりも材料とか製法とかに、
 高級ななにかがあったんだったんだろうな。
 小ましなバニラの香りをつけていたのかもしれない。
 クリーム成分が当時としてはましだったのかなぁ。
 ともかく、最初に食べたときから、ぼくは魅了されたよ。
 にまぁっと笑みがこぼれるくらいうまかった。
 翌日も、1日に10円のおこづかいで、それを買う。
 10円は駄菓子屋に行ったら、もっといろいろ買えるのに。
 「名糖ホームランバー」を買ったら、
 もう駄菓子屋に行けなくなってしまうんだよ。
 その決断は、ある種の勇気だったのだが、ぼくは言った。
 「おれは、毎日毎日、これを買う!」ってね。
 後悔しないと思っていた、だって、うまいんだから。
 ‥‥そして、それが、1週間くらいは続いたかどうか。
 一生添い遂げるくらいの勢いで、
 毎日毎日食べ続けると声高らかに宣言したアイスを、
 ぼくは、裏切ってしまった。
 名糖に約束したわけでもないし、
 それを売っていた光栄堂パン店に義理もなかったけれど、
 ぼくは「名糖ホームランバー」を食べるのを中止した。
 一時は、じぶんを責めたのだけれど、やがて理解したのは
 「じぶんばかりでなく人間にはそういうところがある」
 ということだった。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
いろんな宣言や約束や信念は決意が、下水を流れている。


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by saku-saku-chika | 2018-03-19 16:52 | ケイコとマナブ