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描くよ















さーきょうも直すか で時間になったら出かける もう発注されただけで嬉しかった頃には戻れない
なおしてなおしてなおして戻されて直してやっと納め終えるまでがシゴト わかってる受けた以上は
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Photograph by Christoph Schaarschmidt, National Geographic

オーストラリアの砂岩でできた有名な一枚岩ウルル(別名エアーズロック)
















・先日、6月6日で「ほぼ日」は18周年を迎えられた。
 その間、ほぼと言いつつ、毎日休まずに、
 この『今日のダーリン』というものを書いてきた。
 とにもかくにも、実があろうがなかろうが、
 おもしろかろうがおもしろくなかろうが、
 毎日やってると人はえらいですねと言ってくれるもので、
 最初のうちは、その「つまらなくてもえらい」という
 皆勤賞ねらいも兼ねて書いていたのが正直なところだ。
 「無事是名馬なり」でね、とか言っちゃてね。
 そのことについて、よく質問されるのは、
 「病気のときも事故のときもあるじゃないですか?」
 ということで、その都度、「どうしてきたのかなぁ」と、
 質問者といっしょに笑うことになっていた。

 あるよ、病気のときも事故のときも。
 ひさしぶりに今日がそのケースだよ。
 高熱というほどではないけれど、熱があって気分が悪い。
 しかも、人体の下り特急がピーヒャラピーヒャラだ。
 あたまを持ち上げるのもつらいし、
 トイレとの往復で歩数計が数字を上げている。
 そういうときでも、もちろん書くのだ。
 寝てしまいたくても、Macの画面に向かって、
 へたなタイピングをくり返すのである。
 18年のうちには、こんな日もあるのです。

 というような言い訳で、半分以上書いちゃったけど、
 「人前で話すこと」について、もうちょっと書く。
 人前で話すことが苦手という言い方があるけれど、
 それはもう、たいていの人は苦手だと思うよ。
 だいたい、気づかなかったろうか?
 話すということは、ほぼすべて「人前」なのだ。
 大人数を前にして話すのも「人前」だけれど、
 実は、だれかとふたりだけで会話するのも「人前」だ。
 もっとしつこく考えてみれば、
 独りごとだって、もうひとりのじぶんに聞かせている
 「人前」なのではないだろうか。
 話すということは、好き勝手に思うままだったとしても、
 それを「発しよう」「伝えよう」としてやっている。
 そう思うと、特別な「人前」なんて考えなくても、
 よくなっちゃうんじゃないだろうか。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
赤ん坊のバブー語も、犬や猫のグチも、話をしてるよね。


by saku-saku-chika | 2016-06-22 09:11 | イラストレーター