チェッ
2016年 04月 09日
ゆったりと振る舞うこと。余裕があって目先の小事にこだわらないこと。また、そのさま。
鷹(たか)が大空をゆうゆうと飛ぶさまから
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・シャイな男というと、
高倉健さんを思い出す人がいるかもしれませんが、
よく考えてみてください。
高倉健さんは、映画で主演をやってきた人ですよ。
ドキュメンタリー番組などで見ても、
周囲を気づかって出しゃばらないようにしてるけど、
必要なところではしっかりとじぶんを表現しています。
照れ屋だったとか、シャイだとか思われているけど、
シャイであることに甘えていない大人だったわけです。
シャイの象徴みたいに思われている高倉健さんでもね。
ある意味では、みんなシャイからスタートしてます。
なにか育ち方がよかったのか、どういう場面でも、
くったくなく陽気になついていられる人もいますが、
とても多くの人間は、シャイです。
人間関係は、学問として学ぶものではないけれど、
かなりむつかしいものです。
ある種の技術の習熟が必要になるものでしょう。
わざわざ言うことでもないですが、ぼくもシャイです。
そこから、そのままではいけないかもしれない、と、
我慢したり練習したりしてやってきたように思います。
シャイだから、という側にいるとラクなんです。
でも、そのラクさは、シャイでいられる人のやることを、
別のシャイかもしれないだれかさんが
補ってくれているからなんですよね。
同じようなことは、
「不機嫌」とか「気むずかしい」とか「口が悪い」とかに
居直っている人たちには、もっと言えます。
みんながその「不機嫌さん」のようであったら、
あらゆる場はどうなるでしょうか。
「わたしは口が悪いから」とか前書きをつけては、
他人のあれこれを貶めている人は、
他の人に同じことをされたらどう感じるのでしょうか。
「わたしは平気」と強がるのかもしれませんが、
うれしい気持ちなれるとは思えません。
シャイの場合よりも、こっちのほうがめんどうですね。
こういうことについての特効薬があるわけじゃないけど、
ごくごく単純に、「弱点でいばるな」ってね、
みんなが(じぶんもだよね)思えばいいんですよね。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
仕事で演じる「芸としての毒舌」もあるので、ややこしい。
by saku-saku-chika
| 2016-04-09 13:19
| イラストレーター