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ひとやま

超えると つぎのやま
でも シゴトがあるのは ありがたいこと
その昔 のび太が赤ちゃんだった頃
営業してもしても ちっともシゴトにつながらなくって

自分のナニガいけないんだか さっぱりわかんなくって
おのれ以外がすべて原因だと 不届きな考えに染まっていた
そんなヤツにシゴトなんか くるわきゃない
そんなヤツとシゴトなんか 誰もしたくはない

今ならわかる キャパもクオリティもニーズも
ぜんぶひっくるめて その人なんだと
だから 別に その他大勢であろうなかろうと
要は 本人の意識次第なわけで

アタマひとつ 抜きんでたいとか 販売部数のより多いメジャーな路線がいいとか
そういう事は もう あんまり いいや と最近思う
それよりは 相手の望む 半歩先 もしくは 少しだけ広角な視野に
道案内できるといいなと トシくった分くらい提供したいなと

でも オレオレ色ってわけじゃなく あくまで
こうしたいんです という相手のリクエストにできるだけ添えるよう
デザインのシゴトが 混ざるようになって なおのこと考えるようになった

もうずいぶん前に ラジオで著明な編集者が言っていた
「愛がなくちゃね」と たとえば お店の地図にしても
かっこよくデザインされてるよりも 見るヒトが間違えずにいける
親切なモノであるべきだ  読者に対する愛ですよ と

魅力的なお誘いだったが おことわりした
今かかえている原稿に対して 品質と信頼が揺らぐようでは
自分を指名してくれたヒトに対して失礼だし 自分のペースというものもある
受けて 途中で やっぱ 無理でした− はあり得ないからね

時期がもう少し ズレてたらなぁ‥
いやいや とりあえず今目の前のゲンコ−だろ
by saku-saku-chika | 2008-07-14 23:51 | イラストレーター | Trackback