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原点かも





家と職場の往復でもええやないか
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と思いたくてネットの海をさまよいつつ思わずポチる夜な夜な そして遭遇いや再会
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どのページのどこが好きだったか全部覚えてた 単品のこどものともとかもそうなんだけど こういうシリーズ物もここがこの場面のこの絵のここが好きだったと今でも逐一わかって笑ってしまった そしてああだいじょうぶ いずれすべて忘れてしまっても今むかしすきだったものがわかるならそれでいいと思えたかぎりなくちいさいけれど広々とした幸福感といいましょうか 笑 小市民バンザイ














・空を飛ぶ、と言っても、やり方はいろいろある。

 飛行機の場合だと、滑走路をずんずん進んでいって、
 斜め方向から空気の上に乗っかっていくように飛び出す。
 ロケットは、有無を言わさずという感じで真っ直ぐに、
 だれも頼まず自力でぶっ飛んで行く。
 ヘリコプターは、プロペラを回転させて、
 空気を下や後ろに扇ぎ出して浮かび、飛ぶことになる。
 飛行船やらは、まわりの空気より軽いのだから、
 いわば濃い空気に押し出されるように飛ばされる。

 どういう目的で、どうしたいかによって、
 飛行機、ロケット、ヘリコプター、飛行船と、
 それぞれ使い分けられる。

 もちろん、比喩でしかないのだけれど、
 飛行するというのも、ひとつの力学の話ではある。
 なにか目的があって、ある高みに上ろうとするときにも、
 場合によりけりの方法が選択されていると思った。

 いちばん極端なのは、ロケット型であろう。
 周囲の思惑やら事情などという空気と関係なく、
 これまでの環境と、まったくちがう地点に到達するだけ。
 そういう飛び方を選ぶプロジェクトもあるだろう。
 スパイや特攻部隊を描く映画なんかに、出てきそうだ。

 飛行機型の方法は、いちばんよくありそうだ。
 ここで、空気が喩えられているのは、
 世論であるとか、関係する人びとの集合的な意識である。
 そのまっただ中に、ある勢いと速度をもって走り込む。
 空気は同じままだったはずなのに、
 翼の角度によって空気の濃さ薄さを創りだし、
 飛行機は舞い上がり進んでいく。

 ヘリコプター型の飛び方は、飛行船型の方法は、と、
 それぞれに別のやり方で、夢は企画は試みは実行される。

 すべての原点は、空気に濃さ薄さ、重さがあることだ。
 地球上のものごとは、すべてその空気の中ではじまり、
 空気との関係で浮かんだり飛んだりする。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
たった二人で食事に行くにも、どう飛んでいくかが問題だ。


by saku-saku-chika | 2017-12-04 00:02 | つぶやき