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連勤士






造語ですよ勿論ヤレヤレ
ライオンは寝ている八兵衛は年中ねむたあーーーい














・いつごろからだったか、たぶん今年のいつかなんですが、
 「なにかひとこと」を頼まれたときに、
 「ずっと新人だった。糸井重里」と書いています。
 「いつも新人だった。」も書いたかもしれません。
 これは「初心忘れるべからず」という教訓みたいですが、
 もっと具体的に、「ただのほんとのこと」なのです。

 ずっと昔にさかのぼれば、コピーライターという職業で、
 もちろん新人としてスタートするわけです。
 それが、まだまだものにならない時期に、
 雑誌のエッセイみたいなものを書くことになって、
 これはこれでもちろん新人です。
 「やってみますか?」でやりはじめた作詞の仕事も、
 新人としてやっていたのは当然です。
 テレビの司会の仕事なんか、新人どころじゃない。
 台本を見ながら「次は、こういう話らしいです」とか、
 平気で言ってましたので、陰で怒られていたらしい。
 ここまでずっと、先生とか、手ほどきしてくれる人が、
 まったくいなかったことが、よかったと言えばよかった。
 正直に言えば、いつも先生がほしいとは思ってました。
 「先生やら先輩やらがいたら、じぶんひとりで、
 こんなになんでも一からやらなくてもいいのに。」
 そう思うことはあったのですが、実際には、
 あまりにもいつもひとりで「新人」やってたので、
 独学(?)に慣れてしまっていたのでした。
 このことは、わりとよかったと思っています。

 「ほぼ日」をはじめたのが50歳だったということは、
 あんがい知られてないようですが、そうなんですよ。
 インターネットは、50歳の新人としてはじめたのです。
 その後のさまざまなことも、いちいち初めてのことで、
 いつでも、シロウト状態のじぶんの頭で考えて、
 結果的にコワイモノ知らずで走り出してきました。
 年齢は、広告の世界でカウントしたら大ベテランです。
 でも、そちらのカウントはご遠慮してしまったので、
 経験も基礎も足りない「新人生活」ばかりやってます。
 思えば、「社長」という仕事も新人だったもんなぁ。
 これについては、いまでも強烈に新人感があります。

 ‥‥ね、とても具体的に「ずっと新人だった。」でしょ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
もちろん「新人であることが好き」だからなんでしょうね

by saku-saku-chika | 2017-11-21 20:57 | つぶやき