はたらく
2017年 04月 15日
アイスランドのヨークルスアゥルロゥン潟湖のそばにある氷穴
長い時間をかけて積もった雪が雪自体の重さによって圧縮され
出来上がった氷からは気泡が抜けガラスのような青い色合いに
Photograph by Ridwan Prasetyo, National Geographic Your Shot
いつだったかの新聞記事で 外国で修行して帰国したパン職人さんが
それまでは1日15時間はたらいて売れ残ったパンを捨てていた生活から
週3日の午後だけ店を開け2種類のパンを焼き国産の材料をつかい
捨てない売り方を考え
今ではお客さんが商品を待つ店に成長し
職人さんの育成も始めたという
理想はいつだって
さいしょの?や!からはじまるんだよね
あきらめないこと
考えて試し続けること
飽きないこと
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なにかを企画するとき、
「最高にうまくいったらどんな感じになるの?」
ということがちゃんとイメージできているか。
これは、なにより大事なことだ。
困難な山登りにたとえるなら、
山頂でにっこり笑っている場面だけでなく、
のちのちその写真を見ている家族の表情だとか、
それまでの苦労を酒を飲みながら話しあってる状況とか、
成功したあとの「うれしいイメージ」があるか、ないか。
実際には、ただただ目の前の課題を解決していって、
尺取り虫のように前に進むという姿になるかもしれない。
しかし、その地味な作業を続けていったら、その先に
どういう景色が見えてくるのかが見えてなきゃいけない。
そして、まったくその逆に、
「最もうまくいかなかったとき、どんな被害があるの?」
ということについても、考えておく必要がある。
こっちのほうは、イメージできなくてもいい。
なにが失われるのか、どれくらい損失があるのか、
痛手があるとしたらそれは回復可能な傷なのか、
おもしろくもない数字や、ことばで、確認しておく。
失敗は、ありえないことではないけれど、
あったときに驚いて頭のなかがまっ白にならないこと。
これだけは気をつけておく必要があるのだ。
「失敗しても、この程度」という覚悟があれば、
失敗について、いったん忘れていることができる。
ほんとうは、「最高にうまくいったときのイメージ」が
まだ浮かんでないというときには、
その企画は、進めてはいけないのだとも思う。
最低でも、そのことに関わった人たちの笑顔くらいは、
盛大にイメージできていなくてはいけない。
苦虫を噛みつぶしたような会議で、消去法で出した結論で
「これは決定です」というようなプランでは、
まだ始めてはいけないのだと、ぼくには思える。
同時に、失敗が冷静に見積もれないままで、
いくらでも怖い想像が湧いてくるようなときにも、
進めるのをいったん休止するほうがいい。
「ほぼ日」の企画は、基本的にそんなふうに決めている。
今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
始める前に拍手の音が聞えている状態が、いいスタートだ。
by saku-saku-chika
| 2017-04-15 07:30
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