去る日
2016年 09月 30日
20年 名刺を持ってからはもっとだが
イラストレーターです と
てらいなく名乗れるようになったのは
ずいぶん経ってからだ
自営ではないはたらき方を
それまでのように
こども中心のスキマでやりくりするのではない
なにかをさがそうとしていた
若かった頃のように
面接すれば即採用ということがまずない中年は
消去法で選択の余地がなかったとも言える
今の職場にたどりつくまで
面接はいつも落ち続けた
40代半ばの不採用つづきはこたえた
だからひろってもらえたんなら
どこでもよかったのだ
職に就いてお金をいただく以上
自分の趣向や適職か云々はかんけいない
ただ相手にどう向き合うかだけでしかない
おカラダおあずかりするなら
安全と安心とプラスαが必要なのは
介護に限ってでもないし
対人はなるべくなら避けてきた
そうはいってもパートタイマーは
接客がいつだってメインではあったけれども
向いてはいないよな介護職
それは日々実感としてあった
ムラが多いしフラットでいなきゃならないと
心がけててもできないこと多かったし
好みとは関係なく
できることをやろうと距離をおいてできたから
なんとか続いたのかもしれない
思い入れがない分淡々としていられたし
ただ仲良くなってからの看取りはつらかった
そういうところが不向きとも思う
子どもらと同世代のわかものと一緒にはたらけて
この2年半たのしい現場だった
今はただただ感謝だけ
あらゆることに対してありがとうございます と
by saku-saku-chika
| 2016-09-30 05:55
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