無頓着





そうか  ただそれだけか
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来年の事は来年にならないとわからんよ今は今期の事を よしそれでいこ











・暑い暑いと言っているのは、一週間前と同じだ。
 実際に、気温はずっと高いままで、
 ちょっとエアコンを停めていたり、
 外を歩いたりすればいやというほど汗をかく。
 日が沈んでも暑いのは変わらない。
 まだ八月だから、暑いのはわかっている。
 
 だけど、夕方とか夜に、
 気がついてみたらちょっと涼しいぞ、
 という日が見つかってしまう。
 ちょっといい風だねだとか、あんがい涼しいねとか。
 そんなことを、ふと口に出したとたんに気づくのだ。
 ‥‥夏が終わるのか、と。

 まだ十にもならない年のころから、知っていた。
 こんなふうに夏は終わるのだ。
 やり残していた宿題だけ残して、
 楽しみにしてたあのことやこのことは、
 みんな過去の出来事になってしまい、
 もうだんだんと、あんまり暑くなくなる。
 級友の顔が、ちょっとなつかしくなる。
 
 そのころ、こころに感じたことは、
 おとなになっても、年老いても、ずっと感じている。
 宿題があったり、長い夏休みがあるわけじゃないけれど、
 真夏のしっぽのところを見てしまった切なさは、
 何歳になろうが、毎年毎年感じるものだ。
 いつのまにか、夏の甲子園も終わっているとか、
 道路や鉄道の渋滞情報のニュースもなくなるとか、
 花火を見上げた夜空も、プールの人混みも、
 いつも夕暮れの涼しさに押しやられて過去になっていく。
 
 夏が終わるさみしさは、まぶしく暑い年越しのようだ。
 もう、来年まで夏は来ないよ、
 またひとつ夏を過ごしてしまったよと、
 いい年をしてからは、思うようになった。
 
 こんなことを言ってても、まだまだ暑い。
 夏の盛りにようにさえ思えるのだけれど、
 ほんとうはね、この夏はもう帰り道にいるんだよ。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
もうちょっと、スイカや桃を食べておいたほうがいいかな。


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by saku-saku-chika | 2016-08-23 09:55 | つぶやき