記憶を

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・どうしたらいいのか、どこから手を付ければいいのかが、
 わからないくらい複雑に入り組んだ問題があります。
 いつでも、どこにでもありますというほどじゃなくても、
 だれでも、大人なら、何度かは経験しているでしょう。
 仕事のことでもあるし、人間関係のからむことでもある。
 どうしていいのかわからなくなると、
 問題の姿かたちさえわからないものだから、
 見ないようにしちゃうということも、よくあります。
 逆に一部をじいっと見つめすぎて、
 怖くなってあきらめてしまったりすることもある。

 ぼく自身のことでも、正直言って、何度かはありますよ。
 あとで人に語れるようなることでも、
 当事者として渦中にいるときには、
 文字通り渦にまかれているわけだから、
 暗闇で目が回っているみたいな状態になってます。
 こういうときって、本人、当事者が、
 問題の全体をいちばんよく知っているはずなのに、
 いちばん見えなくなっているんですよね。

 ひとつひとつの問題を知りすぎると、
 問題の幹や根の部分でなく、
 枝や葉のほうにまで目が行くものだから、
 ほんの少しのリスクも怖くなるし、
 最低限のコストもかけられなくなってしまいます。
 苦しむことそのものは解決の道ではないのですが、
 苦しんでいたら、気が紛れるとも言えるんですよね。
 でも、それは結局、問題を難問に変えていくだけ。

 じぶんが難問を抱えていたという場合でも、
 他の人の手伝いをしていたという場合でも、
 解決に至る道は、わりと、同じようなものでした。
 ひとまず、他人の目と、他人の手を借りる。
 そして、解決しようとするよりも先に、
 問題のひとつひとつを、よく見て、目の前に置く。
 どこからなら手がつけられるか、糸口を探す。
 そして根気よくほどいていく、と、これだけみたいです。
 いちばんの山場は、よく見て、目の前に置くのところ。
 いったん、めげそうになるのも、ここのところですね。
 深呼吸して、無理して笑って、やってみるんですね。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
問題解決って、ゲームしてる人のほうが強いんじゃないか?
 






..............................そして今日の

・屋根も暖房もある建物のなかにいて、
 余震を怖れながら避難所にいる人たちのことを、
 想像するというのも、いかにも僭越なのだけれど、
 じぶんの立っている場所で考えるしかないので、
 ちがっているのかもしれないけれど言ってみようと思う。

 東日本大震災のときにも同じことを思った。
 それは、「世話する役」についてだった。

 役所に勤めている人、病院でいえば看護婦さんや職員、
 町内会の会長さんとか、学校では先生だとか、
 その場の「運転席」に座っている人たちのこと。
 「長(ちょう)」という役職だったりもするから、
 権力があるかのようだけれど、そんなものは、
 荒々しい事態の前ではちっぽけなものだろう。
 こういう人たちが「世話」をすることでものごとは回る。

 できるだけたくさんの人に必要なものが渡るように、
 不公平や不平等がないように、
 なるべく多くの人の意見を聞くように、
 これからできることや足りないことを探し、
 目の前で苦しんでいる人に手を貸し、
 争いごとや迷惑ごとの解決を図り、
 正確な情報をとりいれるようにして、
 しかもじぶん自身の健康を守っている
 ‥‥というようなことが、求められているわけだ。
 それを、無理だと言って投げ出すわけにもいかず、
 ひっきりなしに注文や要望や批判や非難がくる。
 みんなが満足するような場面であるはずがないのに。
 「世話する役」のところに集中して、
 大きなストレスがかかってくる。
 そういう役割をしている人たちが、
 今回の被災地にもたくさんいると思うのだ。
 じぶんの身を削るようにして、
 周囲の人たちのために「世話」をしている人たちが、
 もっと報われるようにとは言わないけれど、
 みんなの協力が得られるようであったらいいなぁと、
 離れた場所から、そんなことを思っている。
 きっと、うまくいってるんだろうなと信じつつ、
 「世話する役」の人たちの健康を祈っています。

今日も、「ほぼ日」に来てくれてありがとうございます。
まずは、無事であること、元気でいられることを祈ります。


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by saku-saku-chika | 2016-04-18 10:11 | つぶやき

日常 @イラストレーター(基本形 )+福祉職+社士試験めざす大学生(ようやく卒業見込) 年中へこたれ中 mail→ https://chikaka.jimdo.com/お問い合せ/


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